# 8 小農場-耐火の多目的(汎用)住戸(units)
私たちの国の暮らしの中の市民の農業という役割のために、ブロードエーカーシティーにおいて農業者はどのような建物を持つべきだろうか。
現在の農業者はもっとも過酷な形の負債に苦しめられ絶望のふちに追いやられている。大勢を養うためには、温室を使うなど小さい土地でできるだけ多様な、集約農法(intensive farming)を行うことに大きな社会の利点があるだろう。
西部の膨大な穀倉地帯や牛肉生産と対抗することはなくなる。仲買人がいなくなり、ついに生産物が生産者から消費者に直接渡るということが市民の大きな利点となる。 酪農製品、果物、野菜、新鮮な肉、鶏肉、卵など新鮮さが第一条件のものは、社会に対する直接の貢献となる。
この複合の農場建築は自動車の保管場所、快適な住まい、温室、箱詰めと出荷の場所、サイロ、牛と馬のきゅう舎、羊や豚など様々な家畜のための小屋からなる組み立てられたプレハブのユニットとしてできている。 よくデザインされた農場の暮らしは5,10、乃至は40エーカーの農場群でグループを作り、すべての建物や設備はハイウェイや毎時間ごとに新鮮な農産物を売る市場と関係付けてデザインされる。これはただ農業者に対する支援以上のものである。これは広い意味において、私たちに与えられた偉大な大地という莫大なものに根元的な、民主主義の経済の真の機能である。 同様に大事なのはその小さい農業市場そのものの設計である。この市場は、自由都市のハイウェイの内部の道路沿いにあって、その他の多くの使われ方に加えて都市の祝祭の社会的要素が融合している。
農場のための住居、ウィリー邸第1案1932
ウィリー邸第2案ミネソタ州ミネアポリス1933
プレーリーハウスからユソニアンハウスへの変遷の間にある住宅になった