-シンポジウム前の予習のためのプレイベントー
2時間でわかる『ブロードエーカーシティ』と『ユソニアンハウス』
開催日:2009年10月18日(日) 午後2:30~4:30(定員30名)
会場:自由学園明日館大教室 参加費:2,000円(学生半額)
『ブロードエーカーシティ』-フランク・ロイド・ライトが提案した新しい社会のかたち-
解説:磯矢亮介(建築家・元タリアセンアプレンティス)
フランク・ロイド・ライトは1934年、大恐慌時代の只中に『ブロードエーカーシティ』と呼ぶ田園と
都市が融合した新しい民主主義の社会のかたちを、その詳細な模型とともに提案しました。
この提案は当時のアメリカの多くの著名な進歩的知識人や政治家達の考え方とも見解を一にするもの
であり、それと同時に現代の我々の社会への示唆をも含んでいます。
『ブロードエーカーシティ』の模型の中に何が含まれているのか、ライトの考える真の民主主義とは どのようなものなのか、そしてその背景にある思想について紹介します。
『ユソニアンハウス』-『ブロードエーカーシティ』に建つ新しい住まいのかたち-
解説:堀 静夫(建築家・元タリアセンアプレンティス)
『ブロードエーカーシティ』と同時に、ライトはその新しい社会の中核として、各戸ごと1エーカー
(約4,000平米)の敷地の所有と、そこに建つ住宅『ユソニアンハウス』を提案しました。
ローコストや施主みずからが施工可能な工法なども考慮された、独創的で快適なこの住宅は、ライト
の後期作品の主流として数多くが現存しており、今でも住人たちが愛着と誇りを持ってそこで暮らし
ています。
『ユソニアンハウス』の設計思想の根幹には何があるのか、実際に建てられた住宅の写真や図面など
を紹介しながら、ライトが新しい住宅で実現させたかったこととは何かを解説します。
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